番外：牙狼<GARO> イザナギからイザナミへ
第１作目 牙狼<GARO> の主役・冴島 鋼牙（さえじま こうが）の名に 牙（キバ） が入っているのは、まあ当然といえば当然なのですが、
その幼馴染の女性・邪美（じゃび。悪役だと思ってた）の「邪」に牙が入っていたのは当初気づきませんで・・・
邪美を演じたのは、ネクサスで西条凪（なぎ）を演じた佐藤康恵さん。
この「なぎ」がイザナギから（も）来ているのは、直前の記事で語ったのですが、邪美という名前は、凪へのリスペクトなのでしょうか、語感も似ています。
また、イザナギは伊邪那岐と書きますし、イザナミは伊「邪」那「美」と書くわけですよ。
名前に「牙」を入れつつ、「邪」＝悪役かもしれないと思わせつつ、しかもネクサスへのリスペクトも行っている・・・（のか？ なおネクサスは2004年、牙狼は2005年スタートです）
ところで・・・最終回までの内容に触れますが、
（これ以降は、最終回まで見た方向けの記事です）
京本政樹さんが演じる龍崎先生、当初は（正義側の）刑事だったとのことなのですが、
設定が変更され 駈音（カルネ）という名前が付けくわえられて
悪役と化すわけです（どう変わるのかは、本編を見ていただきたい、というか見た人だけ読んでることを期待してます）。
この駈音という名前が、素晴らしい！！！
カルネ＝carne(肉、特に馬肉)。同名のセンセーショナルな映画もありましたね。 カルネ (映画) - Wikipedia
そして、龍崎駈音という名前には「龍」と「馬」が入っているわけですが、
雨宮監督は、かつて「タオの月」(1997年)という映画を制作し、その悪役の名前が、なんと「角行」（演じるのは榎木孝明さん）。
そうですよ、将棋ですよ。「角行」が成ると「龍馬」。
龍崎に駈音という名前が付け加わることにより、この人物は悪役ですよと、最初から ひそかに告げられていたというわけです。な、なんだって～！！！
まあ、当時視聴していたファンの方々からは、アヤシイと思われていたそうなのですが、私は全く気づきませんでしたね・・・やっぱりウルトラマンＧ（グレート）の（吹き替えの）印象が強かったからでしょうか。
※「タオの月」には三位一体の姉妹が登場し、これがケルベロス三姉妹に変化したのかなあと
まあ、今回の記事は番外編です。次が本番。番外だけど本番。
